AT_agc011_f [AGC011F] Train Service Planning
Description
[problemUrl]: https://atcoder.jp/contests/agc011/tasks/agc011_f
高橋王国には,$ 1 $ 本の鉄道路線が走っています. この路線は $ N $ 個の区間 $ 1 $, $ 2 $, ..., $ N $ と $ N+1 $ 個の駅 $ 0 $, $ 1 $, ..., $ N $ からなり,区間 $ i $ は駅 $ i-1 $ と駅 $ i $ を直接結んでいます. 列車が区間 $ i $ を走行するには,方向によらず,ちょうど $ A_i $ 分かかります. また,$ N $ 個の区間のそれぞれは,区間全体にわたって複線であるか,区間全体にわたって単線であるかのどちらかです. $ B_i\ =\ 1 $ のときは区間 $ i $ は単線,$ B_i\ =\ 2 $ のときは区間 $ i $ は複線です. 複線の区間では両方向の列車がすれ違うことができますが,単線の区間ではすれ違うことはできません. ただし,列車が駅にいる場合は列車同士がすれ違うことができます.
すぬけ君は,この路線に図のように $ K $ 分間隔で列車を走らせようとしています.ここで,太線は列車が走行している位置を表します. (詳しくは,入出力例 1 を見てください.)

このとき,駅 $ 0 $ から駅 $ N $ までの列車の所要時間と,駅 $ N $ から駅 $ 0 $ までの列車の所要時間の合計の最小値を求めてください. この問題の制約の下,適切な列車の走らせ方が存在するとき,この最小値は必ず整数になることが証明できます.
なお,列車の発車時刻や到着時刻が満たすべき条件は,厳密に書くと下のようになります.
- どの列車も,駅 $ 0 $ を出発して駅 $ N $ まで向かうか,駅 $ N $ を出発して駅 $ 0 $ まで向かうかのいずれかである.
- どの列車も,区間 $ i $ をちょうど $ A_i $ 分かけて走行する.例えば,駅 $ N $ 行きのある列車が駅 $ i-1 $ を時刻 $ t $ に出発したなら,この列車は駅 $ i $ にちょうど時刻 $ t+A_i $ に到着する.
- ある駅で,時刻 $ s $ に駅 $ N $ 行きの列車が到着し,その列車が時刻 $ t $ に発車したとすると,駅 $ N $ 行きの次の列車は時刻 $ s+K $ に到着し,時刻 $ t+K $ に発車する.また,駅 $ N $ 行きの前の列車は時刻 $ s-K $ に到着し,時刻 $ t-K $ に発車する.駅 $ 0 $ 行きの列車についても同様である.
- 異なる方向の列車が,同時に同じ単線区間(両端の駅を除く)を走行していてはならない.
Input Format
入力は以下の形式で標準入力から与えられる。
> $ N $ $ K $ $ A_1 $ $ B_1 $ $ A_2 $ $ B_2 $ : $ A_N $ $ B_N $
Output Format
駅 $ 0 $ から駅 $ N $ までの列車の所要時間と,駅 $ N $ から駅 $ 0 $ までの列車の所要時間の合計の最小値を表す整数を出力せよ. ただし,条件をすべて満たすように列車を走らせることが不可能な場合は,$ -1 $ を出力せよ.
Explanation/Hint
### 制約
- $ 1\ \leq\ N\ \leq\ 100000 $
- $ 1\ \leq\ K\ \leq\ 10^9 $
- $ 1\ \leq\ A_i\ \leq\ 10^9 $
- $ A_i $ は整数
- $ B_i\ =\ 1 $ または $ B_i\ =\ 2 $
### 部分点
- $ 500 $ 点分のテストケースでは,すべての区間が単線である.すなわち,$ B_i\ =\ 1 $ が成り立つ.
- 別の $ 500 $ 点分のテストケースでは,$ N\ \leq\ 200 $ が成り立つ.
### Sample Explanation 1
例えば,下図に示すように列車を走らせると,所要時間の合計が $ 26 $ 分になります. !\[\](https://atcoder.jp/img/agc011/a5c221ce77ab6ee8aee48e75a4e5c969.png) 例えば,赤線で示した列車は,時刻 $ 0 $ に駅 $ 0 $ を出発し,時刻 $ 4 $ に駅 $ 1 $ に到着し,時刻 $ 5 $ に駅 $ 1 $ を出発し,時刻 $ 8 $ に駅 $ 2 $ に到着します.